京都大学男女共同参画推進センター / Kyoto University Gender Equality Promotion Center

センターの活動

世界の友達と、どこかでつながっている
広い視野を育ててくれた国際交流

大井美里 経済学部 4回生

たくさんの仲間に刺激を受けた「G(irls)20サミット」

タイで開催されたビジネスコンテストを皮切りに、「TOMODACHIメットライフ・女性リーダーシップ・プログラム」や「G(irls)20サミット」など、これまで国際会議や国際交流に参加する機会に恵まれ、たくさんの刺激を受けました。なかでも印象的だったのが、2014年の夏、オーストラリアで開催された「G(irls)20サミット」です。「G(irls)20サミット」は、女性の経済参画を目的とした国際女性会議です。参加者は、医学の分野や法律の分野でジェンダーに取り組みたいと思っている人など志の高い人ばかり。ジェンダーと一口に言っても、いろいろな切り口があるのだなと、気づかされました。

柔らかい道=柔道の精神
リーダーシップの原点だと思う

「リーダーシップ」もサミットの大きなテーマの一つ。実際、彼女たちと話していると、自分の苦しかったこと、辛かった経験を乗り越えたからこそ、人を引っ張る力や影響を与えるリーダーシップが培われるのだと感じました。
わたしは幼いころから柔道をしていますが、その精神が好きです。すごく激しい格闘技ですが、漢字で書くと「柔らかい道」。強さのなかに柔らかさを秘めていることが、わたしの学んできたリーダーシップ。リーダーは、人を引っ張る強さと同時にその原点となる柔らかさをもっていなければいけなと感じています。

長期的な視野でジェンダーの多様な課題に取り組む

男女共同参画社会実現に向け多彩な取り組みが行われていることは、ワクワクすることでもありますし、世の中はよい方向に向かっていると思います。ジェンダーの問題は、賃金格差やDV、昇進のしにくさなど、いろいろなところに存在しており、多様な分野での取り組みが必要です。また長期的な視点で物事を捉えることも大切です。
わたしは国際交流の機会を通じてさまざまな人に出会い、刺激を受けてきましたが、世界的な視野や長期的に物事に取り組んでいくためにも、自分の核となるものを見つけていきたいと思っています。