育成期間終了後における具体的な目標
女性研究者支援を包括的に実施するための学内拠点として、「京都大学女性研究者支援センター」を立ち上げ、京都府、京都市との連携の下、相談等定常的な運用体制を整備する。その上で、本拠点において以下の具体的な目標を達成する。そして、本事業の取組が本学の通常の取組として認知され、大学独自経費によって継続的に予算措置されることが原則となる。なお、女性研究者の人数等に関して数値目標を設定するなど目標設定そのものについても、議論をさらに深めていく他、本支援モデルの他機関への普及という観点でも達成目標を検討していく。
- 広報体制を確立し、また、女性研究者同士の大・小の交流会の開催を根付かせる。
- 京都府、京都市、関連NPO法人等との共催セミナー等に加え、出前講義の定例化。
- 患児保育施設が、京都大学医学部附属病院内に設置とその定常的な運用体制の確立。
- 女性研究者支援に利用する多目的スペースとそれを利用するシステムを確立する。
- 産休・育休中など十分な研究態勢がとれない女性研究者に対する研究補助者支援システムの整備。
以上の実績を踏まえ、実施期間終了時において、輩出する女性研究者比率10%台を達成目標とする。