お知らせ・イベント一覧
「女子学生チャレンジプロジェクト(田中花音さん)」密着取材第2弾
2024年度「女子学生チャレンジプロジェクト」に採択されたチームの中から地球環境学舎 博士後期課程1年・田中 花音さんたちのチームに密着取材!!第2弾レポートをお届けします。
第1弾レポートはこちら。
いずれは名建築のバーチャルツアーを入口に、駒井博士の功績を広く伝える
“日本のダーウィン” とも呼べる生物学者で、京都帝国大学(現・京都大学)の教授だった駒井卓先生が遺した資料は、自宅や博物館など各地に点在しています。本プロジェクトは、それらを一元的にまとめたデジタルアーカイブをつくることで、将来世代が活用しやすいデジタルアーカイブの作成を試みました。
今回、京都大学総合博物館に駒井先生に関わる大量の標本群の調査を実施。駒井先生が訪ねたイタリア・ナポリやアメリカ・ウッズホールの臨海実験所から運ばれてきたものや、駒井先生の調査・研究に使われたものなど、標本の数は121点にのぼりました。そのうちの5点は、種を分ける際の根拠となるタイプ標本だったと判明。分類学において非常に重要な資料です。これらの標本に関し、もともとどこに保管されていたのかなどの由来を調べ、その成果をまとめる英語論文の執筆も並行して進めています。
また、東京大学総合研究博物館にある標本も同様に調査中です。さらに駒井家住宅を360度カメラで撮影した映像からバーチャルツアーのコンテンツを作成し、オンライン上で公開する取り組みもはじめています。
資料が予想以上に膨大だったこともあり、年度内はできる限り多くの資料をリスト化することを目標に活動をしています。そして来年の夏頃までに、デジタルアーカイブやバーチャルツアーを掲載したウェブサイトを完成させる予定です。駒井家住宅、京都大学、東京大学、広島大学などのセクションをつくり、駒井先生の資料を一貫して見られるデジタルアーカイブを公開することで、「学術的資源としての価値を広く伝えたい」と田中さんたちは力を込めて語ってくれました。
プロジェクト終了後の報告会での動画はおってHPにて公開予定ですので、お楽しみに!

人気の高い近代建築である「駒井家住宅」のバーチャルツアーを入口にすることで、より多くの方に知ってもらうことも目標としている

広島大学に保管されていた駒井先生の資料を預かり、京都でスキャンしてデータ化する田中さん