News Letter 2023.5.15 第108号
ILAS セミナー「ジェンダーと文学」 開講
文学研究科 川島 隆准教授の2023年度ILASセミナー「ジェンダーと文学」が4月11日(火)より開講しました。
この授業では文学や映画など、言葉を用いたエンターテインメント作品を取り上げ、そこでジェンダーやセクシュアリティをめぐる問題がどのように表現されているかを見ていきます。授業の前半では、講師がいくつかの作品を選んで講義し、それをもとに学生と講師がディスカッションを行います。授業の後半では、学生に自分の好きな作品を選んで発表してもらい、それをもとに学生と講師がディスカッションを行います。
日程:4月11日(火)〜7月11日(火) 時間:毎週火曜日 5限( 16:45 〜18:15 )
全学共通科目 2022年度「ジェンダー論」講義動画 公開
昨年度2022年の全学共通科目「ジェンダー論」の講義のうち、下記の7つの動画をセンターホームページにて公開しています。どうぞご視聴ください。 https://www.cwr.kyoto-u.ac.jp/gender/online/
男性学・男性性研究の視座〜ジェンダー平等な社会に向けて〜
●義江 明子(帝京大学 名誉教授)
「男・女」の区別はいつから?何のために?― 古代史研究からみえてくること ―
●沢山 美果子(岡山大学)
『性からよむ江戸時代』で/から考えたこと ― 女と男の性と生
●姫岡 とし子(東京大学 名誉教授)
近代の社会秩序形成とジェンダー
●井野瀬 久美恵(甲南大学)
女たちの大英帝国、大英帝国をジェンダー視点でながめ直す
●川島 隆(文学研究科)
カフカにおけるユダヤ人像をジェンダー論的な観点から見る
●落合 恵美子(文学研究科)
ジェンダーのグローバルヒストリー ― 親族構造・文明化・近代化 ―
「女子高生のための京都大学理学部案内 ― 宇宙&生物 ―」
2023年3月5日(日)に、理学部による「女子高生のための京都大学理学部案内 ― 宇宙&生物 ―」が開催されました。理学部に興味がある女子高生を対象にしたイベントで、午前と午後の2部構成で行われ合計81名(第1部49名、第2部32名)の参加がありました。最先端の宇宙の話や生物に関する話を4名の研究者から聞いたのちに、先輩たちと直接話せる「大学なんでも相談会」も実施されました。そこでは、研究、受験勉強、大学生活、留学、進路、大学院や就職など、多岐にわたる質問が多くあり大いに盛り上がりました。
参加者からのアンケートでは、94%の人からイベントについて「非常によかった」「よかった」と回答を得られ、また、「実際に通う学生の方々を見て、自分もこうなりたいとより強く思うようになりました」「今日のお話を聞いてとても魅力的だと感じたため、これからもっと勉強を頑張って入れたらいいなと思いました」「学力的に目指せるものなのか心配でしたが、努力してチャレンジしようという気持ちになりました」などの感想も寄せられました
京都大学男女共同参画推進事業
「女子学生チャレンジプロジェクト」始動
京都大学では、ダイバーシティ&インクルージョン推進の一つの取り組みとして、研究活動においても、女子学生が今よりもましてリーダシップやイニシアティブを発揮できる環境づくりを目指しています。
そこで、今年度より、女子学生が、自らの好奇心や探求心を核としつつ、自分とは異なるさまざまな視点から議論し協働するプロセスの経験を通じて、研究の面白さに気づき、新しい課題にチャレンジする活動に奨学金を支給する取り組みを始めました。
2023年度の募集は2023年5月15日(月)をもって終了しました。今
後は応募者の中から、学内の選考を経て、今年6月末(予定)には支援対象者を決定することとしています。
理学部「京大理で学ぼ。」冊子発行
4月14日(金)に理学部・理学研究科の冊子「京大理で学ぼ。」が発行されました。この冊子は2部構成で前半は卒業後の多様なキャリアパスを漫画やイラストで紹介され、後半は学び、進路、生活を伝える情報誌となっています。紙媒体で配布されるほか、Web サイトで電子書籍として無料公開されています。
「京大理で学ぼ。」電子ブック:https://www.sci.kyoto-u.ac.jp/ja/about/publications/manabo
理学部・理学研究科では、ユニークな教授陣が独自の教育を行ってきました。しかし、受験生や保護者、高校教員の皆さまに、その教育内容や進路などの状況を伝えきれていないと考え、理学部での学びを広く伝えることで学生の進路の一助とするために、本誌を理学研究科附属サイエンス連携探索センター(略称:SACRA)が中心となり作成しました。
理学部・理学研究科HP より
保育園入園待機乳児保育室 卒園式( 3/31 )
3月31日(金)9時30分より、保育室にて卒園式が行われ、Zoomを使ってライブ配信されました。保護者の方やおじいさん、おばあさんが見守る中、保育士から歌やメダルのプレゼントをもらったりと笑顔あふれるひと時となりました。2022年度「ゆりかご」から6名の園児が巣立っていきました。卒園おめでとうございます!!
本年度の「ゆりかご」の利用を希望される方は下記URLをご覧ください。
https://www.cwr.kyoto-u.ac.jp/support/care/nursery/
「京からあすへVol.2 」発行のお知らせ
男女共同参画推進センターの機関誌『京からあすへVol.2』を発行しました。女性研究者の素顔や卒業生の社会で活躍する姿、在学生の研究に打ち込む姿などを紹介し
ています。
https://www.cwr.kyoto-u.ac.jp/about/publications/kyou_asu/
男女共同参画推進「こんな取り組みをしています!」(4)
ジェンダー平等促進に資する教育・研究の機会拡大
生命科学研究科 https://www.lif.kyoto-u.ac.jp/j/about/gender-equality/
2月15日(水)に生命科学研究科主催、東北大学大学院 生命科学研究科・大阪大学大学院 生命機能研究科の協賛で「第6回男女共同参画推進セミナー」がオンラインで開催され、約130名の参加がありました。同セミナーでは、「多様性はあたりまえ!〜『分断』からの脱却をめざして〜」というテーマで東北大学大学院 生命科学研究科の杉本 亜砂子研究科長/教授が講演をされました。
講演では、東北大学でのダイバーシティ推進の取り組み、日本で女性研究者の割合が低い現状とその根本的な原因を探る「なぜなぜ分析」、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)に関する調査結果(内閣府男女共同参画局)が紹介されました。また、ハラスメントや無意識の偏見による差別的な行為は周りの第三者が指摘することが重要であり、アクティブ・バイスタンダー(行動する傍観者)が増えることにより、マイクロアグレッション(マイノリティが受ける「小さな攻撃」)の減少につながるとのお話がありました。
講演後、杉本 亜砂子教授、生命科学研究科の福澤 秀哉研究科長/教授、今村 博臣准教授、南 璡旼准教授、安居 佑季子准教授、幸長 弘子助教によるパネルディスカッションが実施され、「家庭生活(出産・育児・介護等を含む)と仕事との両立を尊重する多様な働き方を推進することでの男女共通のメリット」について、活発な議論が行われました。
参加者からは「ダイバーシティ推進のために、組織、個人として取り組むべきことについて考える貴重な機会となりました。」との声が聞かれました。
ホームページリニューアルのお知らせ
この度、ホームページを全面リニューアルしましたので、お知らせいたします。今回のリニューアルでは、より情報が探しやすいよう構成やデザインを全面的に刷新しました。
リニューアルにともない、サイトのURL が変更になっているページが一部ありますので、ブラウザの「お気に入り」「ブックマーク」などに登録されている場合は、新しいページのURL への登録変更をお願いいたします。
また、学部や研究科において男女共同参画推進への取り組みがありましたら、男女共同参画推進センターへ情報をお寄せください。