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女子高生・車座フォーラム

女子高生・車座フォーラム2020 報告

 12月26日(土)に「女子高生・車座フォーラム2020」をオンラインにて開催しました。このフォーラムは、男女共同参画推進センターが中心となり、女子高生に京都大学での学生生活や研究者の仕事を知ってもらおうという企画です。今年で15回目の開催となり、高校生95名、保護者7名の参加がありました。
 今年度はZoomでの開催となったため、大学紹介や入試説明は動画配信にして研究者の発表を省いたり、質問はメールにて事前に受け取るなど時間の短縮をするように調整しました。教員・学生と女子高生のグループワークや学生と保護者との意見交換については、例年通りに時間の変更をすることなく行いました。今村 博臣男女共同参画推進センター広報・相談・社会連携事業ワーキンググループ主査の司会進行のもと、はじめに、稲垣 恭子センター長、理事・副学長より開会の挨拶と京都大学についての紹介がありました。稲垣センター長は、京都大学は学生・研究者が自分の知的好奇心をのびのびと育てていく「自由の学風」の文化をもっていると述べ、「このフォーラムを有意義に楽しんでいただいて、京都大学にチャレンジされるのをお待ちしています。」と締めくくりました。
 続いて、既製の留学ではなく学生の主体的に海外で学んでみよう、という意欲を後押しすることを目的として創設された京都大学の体験型海外渡航支援制度「おもろチャレンジ」2019年度体験者、医学部の石川真帆さんの「チェコで学んだ犬の福祉」と、大学院アジアアフリカ地域研究研究科の皆木香渚子さんの「マングローブの森で異文化激突」の2名の動画を配信しました。
 引き続き、高校生は希望学部別のグループワークを教員と学生と共に行いました。事前に集めた質問内容をもとに活発な意見交換が行われ、非常に内容の充実したグループワークとなりました。学生は受験勉強や学生生活といった実体験を語り、研究生活や専門などについては講師が回答しました。高校生がグループワークに参加している間、保護者は京都大学学生との交流会に参加しました。保護者から学生へ学校生活や学部などについて疑問に思うことを質問し、学生が回答しました。
 グループワーク終了後は全員でまとめの会を行い、足立 壯一男女共同参画推進センター支援室長の司会進行で、それぞれのグループで話し合った内容を報告し、他のグループの話し合いについて情報を共有しました。最後に入試企画課が8月のオープンキャンパス用に作成した動画を配信し、閉会しました。

 

■⾞座フォーラムアンケート

■参加者(高校生)アンケート
自由感想

  • 農学部で参加させていただきました。先生に加えて、ファシリテーターの学生さんから生の声を聴くことができ、質問に答えて下さったので、学生生活や入試のことがよくわかりました。京都大学の魅力や農学部について学べた良い機会でした。京都大学で学びたいという思いがよりいっそう強まりました。
  • 教育学部の方に参加させていただきました。教授や大学生の方とお話しするのは緊張しましたが、思っていたよりも和やかな雰囲気で、とても楽しかったです。講師の先生のお話が全て興味深くて面白くて、聞き入ってしまいました。私たちは25歳までまだまだ脳の発達途中で、色んなものを吸収していけるのだというお言葉は、科学的な観点からの励ましの言葉と捉えて、大切に留めておきたいと思いました。また、京都には美味しいパン屋さんが多いという耳よりな情報も!改めて、京都大学で教育学を学びたいと強く感じることができました。
    今後の受験勉強のモチベーションにつながるいいきっかけになりました。
    例年とは異なる状況の中、素敵な機会を下さって本当にありがとうございました。
  • 先生や大学院生、初めて会う高校生達と楽しい時間が過ごせました。もしまた同じような機会があれば、次は生徒だけで話す時間も設けて頂けますと幸いです。理学部のフォーラムに参加させて頂きました。
  • パンフレット等だけでは得られない情報を沢山お聞きすることができ、非常に有意義な時間となりました。京都大学へ進学したい、研究者になりたいという思いがさらに強まりました。
    今回オンライン開催になり、地方に住む私も気軽に参加出来ました。他の参加者の方も、仙台や四国など遠くからの参加が多かったように感じます。ぜひ来年コロナが収束しても、オンラインでも開催していただけると嬉しいです。よろしくお願い致します。例年通りにはできない中、今回の開催本当にありがとうございました。
  • 先日は、素敵なフォーラムを開いてくださり、ありがとうございました。京都大学について知るきっかけとなり、とても良い機会でした。教授や学生の方のお話も聞けて、学問に対する興味も湧き、勉強に対する意欲も湧きました。本当にありがとうございました。
  • 教育学部4回生で教育行政学を学ばれている学生さんが話されていた、教育に対して抱いた疑問を解決するために大学に来たという話や、ボランティア活動にも精力的に活動をされているというお話から、もっと、先輩が大学で学ばれていることや経験したことについてお話を直接伺いたいと思うようになりました。
  • 学校の進路選択では理系を選択し、どの学部に進学しようかもある程度は思い描けていますが、どの大学かということになるとまだ先が見えない状況です。京都大学のこのイベントも敷居が高いように感じられ、申し込みまでにしばらく悩んだのですが、オンラインであることが後押しとなり参加しました。コロナウイルスが流行する中でやむを得ずオンライン開催になったとのことですが、私のような学生が泊まりがけで遠方の大学のイベントに参加することはとても難しいので、今回このような機会に恵まれ感謝しています。
    フォーラムでは今一番気になっている研究についてお話を伺う事ができました。研究の盛んな京都大学では大学入学前から研究テーマまである程度決めている学生が多いのではないかと不安に思っていましたが、先輩や先生方から、入学してからしばらくの間は視野を広く持つことが大切だと伺い安心しました。また同時に、中高での生活以上に日々の授業や活動の様々な場面から刺激を受け取ることができることを想像して、難しそうで少し怖いとさえ思っていた大学生活が楽しみになりました。
    高校での学びもこれから益々楽しく、難しくなりますが、ひとつずつ目の前のことに真剣に取り組んで参りたいと思います。
    貴重な経験を本当にありがとうございました。